親父が入院。
親父は入院することになった。
診断の結果は「肝硬変」。
肝臓の病気です。
親父は居酒屋経営をしていたため、毎日のように営業後に従業員とお酒を飲んだり、他の経営者などとの会食などもあり毎日のようにお酒を飲んでいました。
それに、家系的にもお酒は強くありません。
よって肝臓を悪くしてしまったのです。
肝臓が弱って胃に傷が付き血を吐いたとのこと。
しばらくは入院です。
病院が家から近かったのが幸いです。
親父のいない生活が始まりました。
しかし、元々居酒屋経営をしていたのですが経営もギリギリで貯金もほとんどない状態だったのです。
仕方がなく母親はアルバイトを始めるのです。
朝早くから夜遅くまで。
来る日も来る日も働いてました。
朝は子供たちの通学時間より少し早く家を出て、遅くに帰ってきます。
次の日の子供たちのお弁当を作り、洗い物、洗濯物、掃除をして一日が終わる生活です。
当時の僕達はそれがどれだけ大変なことか気付いてはいなかった。
一方で僕達、兄弟は学校が終わると親父の入院先の病院に自転車で向かいます。
毎日のように親父の元へ行きました。
「早く良くなってね!」
「また、キャンプ行こうね!」
「治ったらキャッチボールしようね!」
親父の退院を楽しみにしていました。
しかし、夕方病院から家に帰っても母親はいません。
兄弟3人で夕食を食べ、お風呂に入り、学校の支度をして寝るのです。
夕食は近所の方からのおすそ分けや、自分たちでコンビニに行ったり、たまには自分たちで料理することもありました。
そんな生活が数ヶ月続いたあと親父が退院します。
しかし、
つづく…。